Meta AIメガネは、Ray-Ban Meta、Meta Glasses、Oakley Meta、Meta Ray-Ban Displayなど種類が多く、さらに世代、フレーム、レンズまで分かれているので、初めて見るとかなり複雑だ。
この記事では、AIメガネの選び方を「機能・世代・フレーム・レンズ」の4ステップに分けて整理する。
カメラなし、普段使い、スポーツ向け、ディスプレイ付きの違いから、Ray-Ban Meta Gen 2とGen 3、Oakley Meta HSTNとVanguardの違い、WayfarerやAviatorなどのフレーム、Clear・Polarized・Transitions・度付きレンズ・Oakley Prizmまで、それぞれどんな人に向いているのかを順番に紹介する。
AIメガネ選びって、けっこう複雑だよね
普通のメガネを買いに眼鏡店へ行くと、まず店員さんが視力測定へ案内してくれる。
そのあとフレームを選び、レンズについて説明を聞いて、全部決まったら店内で少し待って受け取る。これは、僕たちにとってかなり馴染みのある流れだ。
でも、最新のAIメガネを選ぶとなると、話はまったく違ってくる。
Metaストアを開くと、Ray-Ban Meta、Meta Glasses、Oakley Meta、Audio、Displayが並び、その中でもWayfarer、Aviator、Zena、HSTN、Vanguardと、さらに種類が分かれている。
シリーズによってはGen 1、Gen 2、Gen 3と世代まで分かれていて、そこにClear、Polarized、Transitions、Prizmといったレンズの種類まで加わってくる。

サイトには店員さんがいるわけでもなく、購入ページの説明もまるでスマホを売っているような書き方だ。
こっちはただAIメガネを1本買いたいだけなのに、Metaはまるで秋葉原で自作PCのパーツを選ぶみたいな状態にしてくる。
Metaストアがここまで複雑に見えるのは、機能、世代、フレーム、カラー、レンズ、サイズといった違いを全部まとめて並べて、どれを買うか自分で決める形になっているからだ。
普通の眼鏡店に入る感覚で見てしまうと、何を選べばいいのか分からなくなりやすい。
AIメガネを選ぶときは、僕ならこの順番をおすすめする。
まず機能を選ぶ → 世代を選ぶ → フレームを選ぶ → レンズを決める。
順番を整理して見ていけば、Metaストアも思っているほど複雑ではなくなる。
AIメガネの機能を選ぶ
まずはMetaストアに並んでいる大量のモデル名をいったん忘れて、最初に2つだけ決めよう。
カメラは必要か? そして、メガネの中に直接画面を表示したいか?
現在のMeta AIメガネは、大きく4つのタイプに分けられる。
カメラなしのAIメガネ
代表的なのはRay-Ban Meta Audioだ。
カメラもディスプレイもなく、オープンイヤー型のスピーカー+マイク+Meta AIを、普通のメガネにまとめたようなモデルになっている。
通話、音楽再生、音声でのMeta AI操作、リアルタイム音声翻訳などに使える。
カメラがないぶん軽く、バッテリーも長持ちする。その代わり、写真や動画は撮れず、AIに目の前のものを見せることもできない。
音楽を聴いたり、電話に出たり、AIに質問したりするのが中心で、メガネをかけているだけなのに「撮影しているのかな」と思われたくない人には、かなり選びやすいモデルだ。

日常使いのAIメガネ
現在のMeta AIメガネで、いちばん種類が多いのがこのタイプだ。代表的なのはRay-Ban MetaとMeta Glasses。
カメラは付いているけど、ディスプレイはない。
音楽を聴いたり、電話に出たり、音声でAIを使ったりできるだけでなく、写真や動画を撮ったり、Meta AIに目の前のものを見せて質問したりすることもできる。
『アイアンマン』のジャーヴィスや、『ヒカルの碁』の藤原佐為のように、目の前にあるものについて教えてくれたり、アドバイスしてくれたりする存在がほしいなら、このタイプのメガネはかなり相性がいい。

スポーツ向けAIメガネ
このタイプの代表的なモデルがOakley Metaで、HSTNとVanguardの2種類がある。
どちらもカメラは付いているけど、ディスプレイはない。基本的な機能は、さっき紹介した日常使いのAIメガネと同じだ。
そこに防水性能や広角カメラが加わっていて、よりスポーツ向けの作りになっている。
Oakley Meta Vanguardには、スポーツ向けレンズ、運動中の撮影機能、風切り音を抑える機能なども用意されている。
ランニング、自転車、登山、釣りなど、屋外でのアクティビティにAIメガネを使いたいなら、このタイプはかなり向いている。

ディスプレイ付きAIメガネ
このタイプの代表的なモデルがMeta Ray-Ban Displayだ。
カメラだけでなくディスプレイも搭載している。カメラ、スピーカー、マイク、Meta AIに加えて、右目の前には表示システムもあり、メッセージやAIの回答字幕、ナビ案内などを画面で確認できる。
さらにMeta Neural Bandと組み合わせれば、手の動きでメガネを操作することもできる。
その代わり、一般的なAIメガネより重く、バッテリー持続時間も短めで、価格も高い。
文字は、音声を聞くよりずっと速く読める。
Meta AIにただ話してもらうだけでなく、回答を字幕としてそのまま見たいなら、このタイプを選べばいい。
ただ残念ながら、このモデルはまだ日本では発売されていない。
今すぐ購入したい場合は、米国のMeta公式サイトで購入し、日本へ転送する方法がおすすめだ。

4種類のMeta AIメガネは何が違う?
ここまで見ても、まだ自分にどのタイプが合っているのか分からないなら、まずはこの表で比べてみよう。
| 比較項目 | カメラなし | 日常使い | スポーツ向け | ディスプレイ付き |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 音楽、通話、音声AI | 日常撮影、通話、ビジュアルAI | スポーツ、アウトドア、ビジュアルAI、一人称視点での撮影 | 字幕、ナビ、メッセージ、ビジュアルAI |
| カメラ | ✗ | 12MP | 12MP | 12MP |
| 画面表示 | ✗ | ✗ | ✗ | ✓ |
| バッテリー持続時間 | 最大12時間 | 約8~9時間 | 最大8~9時間 | 最大6時間 |
| 防水性能 | 日常生活向け | 日常生活向け | IPX4~IP67 | IPX4 |
| 重量 | 43.1~47.1g | 約49~55g | 53~66g | 69~70g |
| 度付きレンズ | ✓ | ✓ | HSTN ✓ Vanguard ✗ | ✓* |
| 代表モデル | Ray-Ban Meta Audio | Ray-Ban Meta Gen 2/Gen 3 Ray-Ban Meta Optics Meta Glasses | Oakley Meta HSTN Oakley Meta Vanguard | Meta Ray-Ban Display |
*Meta Ray-Ban Displayは、米国では度付きレンズに対応している。ただし、対応できる度数の範囲はやや狭く、現在は単焦点レンズのみとなっている。
世代とモデルの違い
スマホやPCを買うときは、新しい世代ほど性能が上がっていたり、カメラやディスプレイが良くなっていたりすることが多い。
自分に合うAIメガネのタイプが決まったら、次に気になるのは、同じシリーズならGen 3のほうがGen 2よりかなり性能が高いのか、というところだと思う。
スマホやPCなら、やっぱり新しい世代を選んだほうがいいんじゃない?
でも、AIメガネは必ずしもそうではない。
新旧2世代で機能がほとんど変わらず、バッテリーが少し長くなったり、マイクが1つ増えたり、装着感が少し変わったりするだけの場合もある。
だから、Gen 3と書いてあるからといって、Gen 2より大幅に優れているとは限らない。
何が変わったのかを先に見て、その違いに追加でお金を払う価値があるかどうかを考えよう。
Ray-Ban Meta Gen 2とGen 3
これは前に紹介した日常使いのAIメガネで、Ray-Ban MetaにはGen 2とGen 3の2世代がある。
1世代違うので大きく変わっているように見えるけど、実際の機能差はそれほど大きくない。
Gen 3ではバッテリー持続時間が1時間長くなり、マイクも1つ増えている。さらに新しいショートカット操作が追加され、テンプル部分もより細かく調整できるようになった。
ただ、写真撮影、動画撮影、Meta AIへの質問といった基本的な使い方は、Gen 2とGen 3でほとんど変わらない。
詳しく説明されなければ、違いに気づかない人もいるかもしれない。でも価格差は5,280円ある。
Gen 2の価格は73,700円だ。

Gen 3の価格は78,980円だ。

Oakley MetaのHSTNとVanguard
こちらはスポーツ向けのAIメガネで、Oakley Metaには主にHSTNとVanguardの2モデルがある。
この2つはGen 1、Gen 2のような新旧世代の違いではなく、それぞれ方向性の異なるモデルだ。
HSTNは、AIメガネにスポーツ向けの機能を加えたモデルで、IPX4の防水性能と100°の広角カメラを備えている。

Vanguardは、より本格的なスポーツ向けAIメガネだ。
IP67の防水・防塵性能と122°の広角カメラを備え、レンズも顔を包み込むようなスポーツ向けデザインになっている。
さらに、風切り音を抑える機能や、Garmin、Stravaなどと連携するスポーツ機能も追加されている。

そのぶん重くなり、HSTNが53gなのに対して、Vanguardは66gだ。
さらに、HSTNは公式の度付きレンズに対応しているけど、Vanguardは対応していない。
普段は普通のメガネとして使いながら、たまに外出するときやジムで運動するときにも使いたいなら、HSTNのほうがおすすめだ。
逆に、運動するときだけ使うなら、Vanguardはかなり魅力的な選択肢になる。
新モデルでは何が変わった?
この表を見ると、世代やモデルごとの違いが分かりやすい。
| 比較項目 | Ray-Ban Meta Gen 2 | Ray-Ban Meta Gen 3 | Oakley Meta HSTN | Oakley Meta Vanguard |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 日常使いのAIメガネ | 新世代の日常使いAIメガネ | 日常+スポーツ | スポーツ専用 |
| カメラ | 12MP | 12MP | 12MP/100° | 12MP/122° |
| 最高動画撮影 | 3K/30fps | 3K/30fps | 3K/30fps | 3K/30fps |
| バッテリー持続時間 | 最大8時間 | 最大9時間 | 最大8時間 | 最大9時間 |
| マイク | 5個 | 6個 | 5個 | 5個* |
| 防水性能 | 日常生活向け | 日常生活向け | IPX4 | IP67 |
| 重量 | 約51~53g | 約52~54g | 53g | 66g |
| 度付きレンズ | ✓ | ✓ | ✓ | ✗ |
| 価格 | 73,700円 | 78,980円 | 77,220円 | 96,580円 |
* Vanguardには、風切り音をより強く抑える機能が搭載されている。
好きなフレームを選ぶ
最初の2ステップでAIメガネの機能と世代を決めたら、次はフレーム選びだ。
普通の眼鏡店なら、金属フレームにするかプラスチックフレームにするか、四角い形にするか丸い形にするかを選んでいく。
メガネを買うときにいちばん時間がかかるのは、だいたいここだ。鏡の前で何本も試着して、やっと決めることになる。
でもMetaのオンラインストアでは、Wayfarer、Aviator、Zena、Headliner、Skyler、Nova、Capri、Burbank、Clubmaster……と、いきなりモデル名がずらっと並ぶ。
どれも聞いたことがない名前ばかりで、「これ、いったい何の違い?」ってなるよね。
実は、これらの名前はメガネのフレーム形状を表しているだけだ。
眼鏡店で店員さんに「これは○○デザイナーのモデルです」と言われるくらいの感覚で考えればいい。
自分が気に入った形とカラーを選べばOKだ。
Ray-Ban Meta
Meta AIメガネの主力シリーズで、いくつか代表的なフレームが用意されている。
Wayfarer(Gen 2、Gen 3):Ray-Banを代表するクラシックなスクエア型フレームだ。定番モデルなので、迷ったときにも選びやすい。

Aviator(Gen 3):『トップガン』でトム・クルーズがかけていたような、あの形のメガネだ。映画で使われていたのはメタルフレームだけど、このモデルはプラスチックフレームになっている。
当時は映画を見たクラスメイトたちが、みんな同じようなメガネを欲しがっていた。とにかく、めちゃくちゃカッコよかったんだよね。

Zena(Gen 3):こちらは少しファッション寄りのデザインだ。
『ノッティングヒルの恋人』でジュリア・ロバーツがかけていたような雰囲気で、大スターがあえておしゃれだけど目立ちすぎないサングラスをかけて、こっそり街へ出かけるような感じだ。

このほかにも、Gen 2専用のフレームが2種類ある。
そのひとつが、Headlinerだ。

もうひとつが、Skylerだ。

Ray-Ban Meta Optics
Opticsは、普段かけている度付きメガネに近いデザインで、全体的に落ち着いた印象になっている。
現在は主に2種類ある。
Blayzer Optics:スクエア型フレーム

Scriber Optics:ラウンド型フレーム

Opticsには、交換できるノーズパッド、調整可能なテンプル、より大きく動くヒンジも採用されている。
仕事や学校で毎日メガネをかける人にとっても、長時間かけやすい作りになっている。
Meta Glasses
フレームの選択肢がさらに多く、基本的な機能はRay-Ban Metaとかなり近い。
さらに、デザイナーや著名人とのコラボモデルもあり、より多くのフレームから選べるようになっている。
Adventurer:スクエア型フレーム。かなり雰囲気のいいデザインで、どこかスーパーマンがかけているメガネを思わせる。
メガネを外した瞬間、知的な青年から一気にたくましい男になる。だいたいそんなイメージだ。
でも、よく見ると亀仙人のサングラスにもかなり似ているんだよね……。

Fury:少し太めのフレームで、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でハルクになったバナー博士がかけていたメガネを思い出す。
頭の切れる知性派なのに、見た目はものすごく強そう。そんな雰囲気のあるデザインだ。

Starfire:細めのオーバル型フレームで、『マトリックス』でネオがかけていたサングラスを思わせる。
何かすごい技を隠し持っていそうな、そんな雰囲気のあるデザインだ。

Capri:キャットアイ型フレームで、『プラダを着た悪魔』のミランダがかけていたメガネを思わせる。
オフィスに入ってきた瞬間、アシスタントまで緊張してしまいそうな、そんな強い存在感のあるデザインだ。

Nova:ラウンド型フレーム

Oakley Meta
Oakley Metaは比較的シンプルで、主なモデルはHSTNとVanguardの2つだけだ。
前の章でも紹介したとおり、この2モデルは見た目が違うだけでなく、用途や機能の方向性も違う。
HSTNは普段使いのメガネに近いデザインで、日常的にかけながら、運動するときにも使いたいならこちらが向いている。

Vanguardは、ひと目でスポーツ用と分かるラップアラウンド型のデザインだ。
自転車レースの選手がよくかけているようなタイプで、運動中はかなりカッコいい。
ただ、これをそのまま会社につけていくと、ちょっと浮いて見えるかもしれない。

Ray-Ban Meta Audio
このモデルにはカメラがなく、見た目だけではAIメガネだとほとんど分からない。
フレームは2種類ある。
Burbank:スクエア型フレーム。一般的な普段使いのメガネにかなり近いデザインで、Audioの中では比較的目立たないモデルだ。

Clubmaster:ブロウ型フレーム。上半分のフレームが少し太く、かけるとどこかオフィスの管理職っぽい雰囲気になる。
たとえば『GTO』の内山田教頭がかけているメガネも、少しこのタイプに近い。

Meta Ray-Ban Display
Meta Ray-Ban DisplayのフレームはDisplay専用の1種類だけで、カラーはブラックとサンドグレーの2色が用意されている。
ディスプレイシステムを搭載しているぶん、フレームは一般的なRay-Ban Metaより少し太めだ。
さらに、Meta Neural Bandという手首に装着する操作用バンドも組み合わせて使う。
これは手首の筋肉から出る微弱な電気信号を検知し、指や手首の小さな動きでメガネを操作できる仕組みだ。
そのためDisplayを使うときは、わざわざ手を伸ばしてメガネ本体に触れなくても、指を少し動かすだけで操作できる。

各AIメガネで選べるフレーム
この表を見ると、それぞれのAIメガネでどのフレームを選べるのかがすぐに分かる。
| タイプ | モデル | フレーム |
|---|---|---|
| カメラなしAIメガネ | Ray-Ban Meta Audio | Burbank、Clubmaster |
| 日常使いのAIメガネ | Ray-Ban Meta Gen 3 | Wayfarer、Aviator、Zena |
| Ray-Ban Meta Gen 2 | Wayfarer、Headliner、Skyler | |
| Ray-Ban Meta Optics | Blayzer、Scriber | |
| Meta Glasses | Adventurer、Fury、Starfire、Capri、Nova | |
| スポーツ向けAIメガネ | Oakley Meta | HSTN、Vanguard |
| ディスプレイ付きAIメガネ | Meta Ray-Ban Display | Black/Sand |
さあ、レンズを選ぼう
メガネ選びも、いよいよ最後のステップだ。
普通の眼鏡店なら、ここで店員さんからレンズのブランドやブルーライトカット、遠近両用、調光レンズなどを紹介される。
機能を1つ追加するたびに価格も1段階上がって、店員さんの笑顔もだんだん明るくなっていく。
Metaストアの場合、レンズ選びはそこまで複雑ではない。
基本的には、自分に必要な機能を選んでいけばいい。ただし、機能を追加するたびに価格が上がるのは同じだ。
現在は、主に次のようなレンズが用意されている。
Clear:クリアレンズ
Clearは、サングラスや調光などの機能が付いていない、シンプルな透明レンズだ。
AIメガネを普段使いのメガネとして使いたい人に向いている。

Sunglasses:サングラス
主に屋外で使うためのレンズだ。
普段からサングラスをかけることが多いなら、このタイプを選べばいい。
主な違いは見た目と、光をどれくらい遮るかというところだ。

Polarized:偏光レンズ
偏光レンズは、反射によるまぶしさを抑えるためのレンズだ。
運転中やアウトドア、釣りなどでは、目がかなり楽になる。
ただし、ひとつ注意したいことがある。
LCDディスプレイにも偏光板が使われているため、偏光レンズをかけたまま画面を見ると、角度によっては暗く見えることがある。

Transitions:調光レンズ
このタイプのレンズは、周囲の紫外線に合わせて色が変わる。
室内ではほぼ透明で、屋外に出て紫外線を浴びると、レンズの色が少しずつ濃くなっていく。
室内用と屋外用でメガネを2本用意したくないなら、調光レンズを選ぶのもいい。

Prescription:度付きレンズ
近視や乱視、老眼などに合わせて作るレンズだ。
通常は眼科や眼鏡店で視力を測ってもらい、その度数に合わせてレンズを作ってもらう。
日本のMetaストアでは度付きレンズの作成には対応していないので、まずメガネ本体を購入し、そのあと眼鏡店に持ち込んでレンズを作ってもらう必要がある。
ただし注意したいのは、チェーン店のJINSとOWNDAYSでは、AIメガネへの度付きレンズ作成を受け付けていないことだ。
Zoff、または一般の眼鏡店で作ってもらうのがおすすめだ。
米国でAIメガネを購入する場合、Metaはオンラインストアなので、度付きレンズを注文するときは自分で度数情報を入力する必要がある。
そのため、先に眼科で視力検査を受けて、眼鏡処方箋を発行してもらおう。

眼鏡処方箋と、Metaの購入画面で入力する項目は以下のとおりだ。
- OD:右目。処方箋では「R」と書かれていることもある。
- OS:左目。処方箋では「L」と書かれていることもある。
- SPH:球面度数。近視や遠視の度数を表す数値で、近視はマイナス、遠視はプラスになる。たとえば処方箋に「SPH -1.00」と書かれていれば、「-1.00」と入力する。
- CYL:円柱度数。乱視の度数を表す数値。たとえば処方箋に「CYL -0.50」と書かれていれば、「-0.50」と入力する。
- Axis:乱視軸。乱視の方向を1~180°の数値で表したもの。処方箋に記載されている数値をそのまま入力する。
- ADD:加入度数。老眼用や遠近両用レンズで使われる数値。処方箋に「ADD +1.00」と書かれていれば、「+1.00」と入力する。
- PD:瞳孔間距離。左右の瞳孔の中心間の距離をmmで表したもの。処方箋では「63mm」のように両目を合わせた数値で書かれている場合もあれば、「右32mm/左31mm」のように左右別々に書かれている場合もある。Metaではどちらの形式でも入力できるので、処方箋に記載されている数値に合わせて入力すればいい。
眼鏡処方箋の数値を入力したあとも、Metaではレンズの種類、厚さ、コーティング、ブランドを選べる。
もちろん、それぞれに追加料金のかかるアップグレードも用意されている。
たとえば、
- レンズの種類:クリアレンズ、サングラス、ブルーライトカット(+US$40)、調光レンズ(+US$100)
- レンズの厚さ:標準レンズ、薄型レンズ(+US$40)、超薄型レンズ(+US$120)
- レンズコーティング:標準の反射防止コート、高性能反射防止コート(+US$30)
- レンズブランド:標準レンズ、Ray-Ban Authentic純正レンズ(+US$40)
そのため、度付きのMeta AIメガネは、選ぶレンズの機能を増やしていくほど、最終的な価格もどんどん上がっていく。
Oakley Prizm:スポーツ向けレンズ
Oakley Metaを選ぶと、Prizmというレンズも出てくる。
これはOakleyのスポーツ向けレンズ技術で、使う環境に合わせて色やコントラストを調整し、路面や地形、周囲の細かい部分を見やすくするものだ。
たとえばPrizm™ Deep Water Polarizedは、水上アクティビティや釣り向けに作られている。
水面の反射を抑えることで、水の中にいる魚も見つけやすくなる。
これをAIメガネと組み合わせると、さらに面白い。
魚が釣れたら、その場でMeta AIに「これは何の魚?」「どう料理したらおいしい?」と聞くこともできる。
釣り仲間との話題も増えるし、想像するだけでもかなり楽しそうだ。

Prizm™ Dark Golfは、ゴルフ向けに作られたレンズだ。
芝生の細かい凹凸や状態が見やすくなり、ボールが遠くまで飛んだときも見つけやすくなる。
ボールのところまで歩いていく前に、先に友達へ「あそこにあるよ」と教えてあげられる。
一緒にラウンドしている相手も、きっと「頼りになるな」と思ってくれそうだよね。

レンズは何が違う?
この表を見ると、それぞれのレンズの主な違いと、どんな場面に向いているのかがすぐに分かる。
| レンズ | 主な特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Clear | 透明レンズ | 室内、普段使い |
| Sunglasses | カラーレンズ | 屋外、日差しの強い場所 |
| Polarized | 反射によるまぶしさを抑える | 運転、水辺、アウトドア |
| Transitions | 光に合わせてレンズの濃さが変わる | 室内でも屋外でも同じメガネを使いたい |
| Prescription | 自分の度数に合わせて作る | 近視、遠視、乱視、老眼 |
| Oakley Prizm | 特定の環境で色やコントラストを見やすくする | ランニング、自転車、アウトドアスポーツ |
分かってしまえば、そこまで複雑じゃない
ここまで読めば、AIメガネ選びもそこまで複雑ではないと思う。
すべてのモデルのスペックを覚える必要はない。
まずはカメラが必要か、画面表示が必要か、普段使いなのかスポーツ用なのかを決めればいい。
必要な機能が決まったら、あとは世代、フレーム、レンズを順番に選んでいくだけだ。そこまで決まれば、あとは購入する準備をすればいい。
度付きレンズが必要な人は、メガネ本体が届いてから眼鏡店へ持ち込み、レンズを作ってもらおう。
AIメガネは、スペックが高ければ高いほど自分に合うとは限らない。
音楽を聴いたり電話に出たりするだけなら、カメラは必要ないかもしれない。写真を撮ったりAIに質問したりしたいだけなら、Displayまで必要とは限らない。
大事なのは、自分に必要な機能がそろっていて、かけ心地がよく、外にかけていっても気に入れるメガネを選ぶことだ。
次の記事では、Metaストアでの購入手順を実際に見ながら、メガネ選びから支払い、発送まで、手元に届くまでの流れを順番に紹介していく。
FAQ よくある質問
Meta AIメガネにはどんなタイプがある?
大きく4種類に分けられる。
カメラなしのRay-Ban Meta Audio、普段使い向けのRay-Ban MetaとMeta Glasses、スポーツ向けのOakley Meta、そしてディスプレイを搭載したMeta Ray-Ban Displayだ。
Ray-Ban Meta Gen 2とGen 3はかなり違う?
基本的な機能はかなり近く、どちらも12MPカメラを搭載し、最大3Kで動画を撮影できる。
Gen 3では主にバッテリー持続時間、マイク、ショートカット操作、装着部分の設計がアップデートされていて、バッテリー持続時間は最大8時間から最大9時間に伸びている。
Oakley Meta HSTNとVanguardはどう選ぶ?
HSTNは、普段使いしながら運動にも使いたい人に向いている。IPX4の防水性能があり、度付きレンズにも対応している。
Vanguardは、より本格的なスポーツ向けのモデルだ。122°の広角カメラ、IP67の防水・防塵性能に加えて、GarminやStravaなどとの連携機能も備えている。
Meta AIメガネは近視や乱視用のレンズに交換できる?
できる。
Ray-Ban Meta、Meta Glasses、Oakley Meta HSTNの多くは度付きレンズに対応している。ただし、対応できる度数の範囲はモデルによって異なる。
日本では、まずAIメガネ本体を購入し、そのあと眼鏡店に持ち込んで度付きレンズを作ってもらう必要がある。
Clear、Polarized、Transitionsは何が違う?
Clearは透明なクリアレンズ。
Polarizedは偏光レンズで、水面や道路などからの反射によるまぶしさを抑えられる。
Transitionsは、周囲の光に合わせてレンズの色が濃くなったり薄くなったりする調光レンズだ。
これらのレンズは、度付きレンズとして作ることもできる。









